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全日本2歳優駿の重要性

「全日本2歳優駿」というレースをご存知でしょうか?じつはこのレース、1950に創設され、全国地方競馬の現存する最古の重賞でもあります。創設当初から南関東地区の2歳チャンピオン決定戦として位置付けられており、現在はGIレースとしてその名を川崎競馬場にて見ることができます。

このレースの勝馬からは、中央競馬の東京優駿を勝ったネンタカラ(後のゴールデンウェーブ)やダイゴホマレ。天皇賞優勝馬のオンスロート、ヒカルタカイ、東京大賞典優勝馬スピードパーシアが出ており、出世レースとして師走の名物レースとなっています。近年でも、アグネスワールド、アグネスデジタル、トーシンブリザード、ユートピアといったそうそうたるメンバーが歴代優勝馬に名前を連ねています。

特に、ネンタカラやダイゴホマレが東京優駿を勝ったことで大井競馬を初めとする南関東の競走馬のレベルが高いことを証明して見せたことになります。

面白いのはネンタカラやダイゴホマレの父がともにミナミノホマレであったことでしょう。ミナミノホマレ自身も東京優駿に勝っていますが、先に挙げた2頭も東京優駿を勝っており、なおかつ皐月賞では負けている点も同じです。ミナミノホマレの産駒にはジツホマレという優駿牝馬を勝った産駒もいて、この血統は2400mに強いと言うことが挙げられます。

しかし、当時の「血統」とは現在のような詳細なものではなく、「走る」のか「走らない」のかというような大まかな分類として扱われていたようです。ミナミノホマレは父がプリメロといい、アイルランドダービーの勝馬。大井競馬ではこのプリメロ産駒のオートネやハツユキが活躍(春の鞍(現在の東京ダービー)を制覇)し、他にもクリノハナやシマタカ(ともに皐月賞、東京優駿の勝馬)などを輩出しました。トサミドリは中央で31戦21勝という成績でそのうち10勝がレコード勝ちというものすごい記録を打ち立てました。

こんな感じで、プリメロ産駒は当時の南関東の競馬を支配していたと言っていいでしょう。現在のノーザンテーストやサンデーサイレンスみたいなものでしょうか。

南関東の発展へ   国営競馬時代の活躍馬


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