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日本型ダートコースの特徴というか問題点を挙げてみます。
ここでは、下記の2件について述べてみようと思います。
(1)長期間、良好な状態を保持するのが困難である。
(2)降雨時に表層部の砂を流す恐れがある。
まず(1)から見ていきましょう。
前章でもお話したとおり、ダートコースは上から、クッション砂、上層路盤、下層路盤、そして土壌となっていて、下層路盤が排水のため一役買っていることになります。開催が進むと、上層路盤(粘着性のある土)へクッション砂が徐々に入り込んでいき、いずれはアスファルトのように硬くなってしまうのです。
上層路盤が硬くなると当然スピードの出る馬場になりますが、反面馬の脚に大きな負担がかかるようになり、骨折や屈腱炎の原因になる可能性が高くなります。こうなると、厩舎側は安心して馬をレースに出走させることができなくなります。
上層路盤を掘り起こして改修すればことは済みますが、それは開催と開催の期間が長ければ、の条件付き。連続開催であったり、予算が足りなかったりと、諸事情で改修ができない場合は応急処置としてクッション砂を足すことになります。こういったことが繰り返されるうちに表層砂が厚くなり、時計のかかる馬場になりスピード馬よりもパワー型の馬が有利になっていくのです。
次に(2)の問題です。
降雨と言ってもそれほど強くない雨ならば問題はないのですが、下層路盤ではまかないきれないほどの雨が降った場合は問題ありです。と言うのも、下層路盤よりも下方に進めない雨水は必然的に上層部にたまることとなり、その雨水が表層部の砂を流してしまうことがあるからです。
砂が流れ去ってしまうとどうなるか?上層路盤がいわばむき出しに近い状態になり、その上を競走馬たちが走ることになります。上層路盤は表層砂よりも硬いので競走馬の脚にかかる負担は大きくなります。重馬場になると時計が速くなるというのは、「砂が締まる」という理由だけではないようです。
日本のダートレースはパワー型へ 芝コースとダートコースへ
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