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世界の競馬 |
| 人類が馬を家畜として飼うようになったのは紀元前にまでさかのぼります。そして、紀元前800 年にはすでに競馬が楽しまれていたことがわかっています。当時の競馬は、現在の日本で見られるようなスタイルではなく、二輪の戦車をひかせた「トロット=繋駕(けいが)」と呼ばれるスタイルで行われていました(速歩競走とも呼ばれる)。これがその後スポーツ化され、古代オリンピックの種目にもなり、16
世紀半ばのイギリス近代競馬に引き継がれていくことになります。 今日では、競馬発祥の地・イギリスを含むヨーロッパはもちろん、北米、南米、アジア、オセアニア、アフリカなど、世界各地で競馬が催されています。ヨーロッパの近代競馬の歴史は、西暦1540年にさかのぼります。イギリスのチェスターに競馬としての最古の記録が残されています。また、ニューマーケット競馬場が完成したのが1636年。1701年にはサラブレッドという語彙が使われているのがわかります。 現在のような近代競馬はイギリスが発祥で、王侯貴族が自分の持つ馬の速さを競い合う事から始まり、そのことから、競馬は「スポーツ・オブ・キングス」と言われました。有名なアスコット競馬場が完成したのが1711 年。1750 年にはジョッキークラブが結成され、本格的な競馬運営が始まります。1779 年には第1回オークス、翌年にはダービーが行われたという記録があります。 有名なブックメーカーがスタートしたのが1795年、オグデン社という会社が最初でした。 1808 年にはイタリアでイギリスからサラブレッドの輸入が始まり、1822 年には、ドイツがイギリスからサラブレッドを輸入 フランスでは1833年に「フランス馬種改良奨励協会」が設立され、1840 年にはフランスオークスが開催されています(フランスダービーは1863 年)。 ロンシャン競馬場が創設されたのが1862 年。1867 年にはドイツで34のユニオンクラブが設立されています。イタリアでロンバルディア協会が設立されたのが1869 年。以下、イタリアジョッキークラブ設立が1880 年と続くこととなります。1920 年にはフランスで凱旋門賞が新設され、南半球でも、ヨーロッパの人々が移住した地域を中心に競馬が盛んです。 中でも、JRAのジャパンカップへの出走を通じて日本でも良く知られているのがオーストラリア、ニュージーランドです。オースラリアでは、4 歳限定のAJCダービーやAJCオークス、ビクトリア・ダービーなどのレースを見てもわかるように、やはりイギリスの競馬がお手本となっており、同国では芝3200mで行われるメルボルン・カップをはじめ、GTレースの多くは中・長距離のレースです。 十分なレース間隔をあけてローテーションを組む日本とは違い、オーストラリアでは連闘も珍しいことではない。かなりタフな馬でなければ、頂点に立つことは難しいと言えます。オーストラリアの競馬は長距離型でかつ耐久型と言えましょう。 アジアの競馬といえば、日本とともに有名なのが香港と韓国。中近東まで含めれば、ドバイ・ワールドカップ(ダート2000m)で知られるアラブ首長国連邦(UAE)も競馬が盛んな国です。また意外と知られていないが、マカオ、フィリピン、タイ、マレーシア、シンガポール、インドでも競馬は行われています。 近年、アジアの競馬のレベルはかなりの水準に達しており、日本からUAEや韓国の国際競走に出走する馬も年々増加傾向にある。 中国にも競馬はある。正確にはあった(過去形であることに注意!)。日本における近代競馬は、居留外人により1862 年から行われましたが、中国では、既に18 世紀末から20 世紀半ばまで、25 ヵ所以上の競馬場で競馬が行われていた歴史があります。これが戦後も続き、1990 年以降、北京、広州等で年間300 日程度の競馬が開催されていたのですが、現在は禁止され、再開のメドがたっていません。今後の見通しですが、中国経済の発展と国民の所得の向上、2008 年の北京オリンピック大会の開催(競馬による資金の確保)などを考えると、ここ数年以内に再開の可能性がありそうです。 世界の競馬はダートレースへへ戻る |
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