ダートレースは世界中の多くの国で行われています。
中でも面白いのはアイルランドのレイタウン競馬場。ここでは、なんと砂浜で競馬が行われます。しかも、干潮時に。といっても、ヨーロッパの一線級が集まるわけでなく、日本で言うところのハルウララ級の馬がしのぎを削っているとのこと。雰囲気も穏やかで、砂浜で行われることもあって、潮干狩りがてら観戦する人もいるようです。(^^♪
また、オーストラリアでは競馬の伝統の延長線上としてある「ピクニック競馬」(日本風に言えば「草競馬」かな?)
も存在し、海辺を走路としてテント貼りの臨時事務所や馬券発売所が設置されます。
また、オーストラリアの競馬場は市中心部からの距離に応じて、「メトロポリタン」「プロビンシャル」「カントリー」のクラスに分類され、上から順に売上げも多く賞金や格も高くなります。しかし、日本の中央・地方のような主催者の違いによる垣根は無く人馬のスムーズに行き交っているようです。
ダートレースが行われている国でも、香港、カナダ、南アフリカ共和国、ブラジルなどほとんどの国では、芝レースが行われています。なかでも、アメリカ、アルゼンチン、ロシア、スウェーデン、アラブ首長国連邦(UAE)などでは、ダートレースが中心となっています。
上記でも挙げたロシアやスウェーデンといった、寒い国では芝の生育が悪く、また、UAEのような砂漠の国においては、芝コースの管理が難しいので、必然的にダートレースが中心になります。しかし、現在ダートレースが中心のアメリカも競馬が始まった当初は芝・ダートとも行われていましたが、時代の流れ出、ダートレースが中心となりました。現在ではダートコースの内側でサブコース的な扱いで芝コースが設置されています。
また、競馬先進国のアルゼンチンでも近年まで芝レースが盛んに行われていました。しかし、芝レースが中心に行われてきたサンイシドロ競馬場が、ペロン革命により閉鎖されると国内ではダートレースが中心となり、後年同競馬場が復活した際にはダートコースが併設されました。
こういったことからも、世界の競馬はダートレースに向かっていると言っていいでしょう。では、競馬主要各国の沿革と現状を見る前に世界とヨーロッパの競馬事情を見てみましょう。
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